田んぼの水あてに自転車を導入してみたらどうなる?メリットとデメリットをまとめてみた

試しに昨年自転車を使ってみた

昨年から、水あてに行くときに軽トラだけじゃなくて自転車も併用している。
というのも、灌漑(カンガイ)しなければならない田んぼが、他人の分も含めて全部で26枚。
昨年やってみて思ったけど、これはもう“田んぼ版スタンプラリー”みたいなもので、回りきるだけでなかなかの冒険だ。
しかも、うちの地域は水持ちが悪い。
せっかく見に行っても「え、もう減っとるん?」みたいなことが日常茶飯事で、点検の回数も自然と増えていく。
そこでふと思ったわけだ。「これ、軽トラだけで回るのは効率悪いんじゃ…?」
「ちょっとした確認なら、自転車の方が早くて気楽なんじゃ…?」
田んぼの水管理は、稲作の成否を左右する大事な仕事。
水口の開閉、畦の点検、水位の調整——どれも一日に何度も見に行く必要があるし、枚数が多いと軽トラの発進と停止だけで一日が終わった気になる(笑)
そこで目をつけたのが、自転車での水あて(見回り)というスタイル。
軽快で、燃料いらずで、ちょっとした段差にも強い。農家の“足”として考えると、意外と理にかなっている。
というわけで今回は、自転車で水あてをするメリットとデメリットを、実体験も交えながらゆるっと考えてみる。

自転車のメリット

1. 小回りが効く

農道は狭く、舗装もまちまち。軽トラでは切り返しが必要な場所でも、自転車ならスッと入っていける。
特に畦際の細い道では、その機動力が光る。駐車スペースは不要である。

2. 移動コストがゼロ

燃料不要の自転車は大きな味方。
毎日の見回りが積み重なると、この差は無視できない。

3. 田んぼの状態を“体感”できる

自転車で走ると、風の匂い、湿気、土の乾き具合など、微妙な変化に気づきやすい。
軽トラのキャビン越しでは得られない感覚だ。

4. 意外と速い

平地の多い地域なら、田んぼ間の移動は自転車のほうが早いこともある。
特に近距離の複数枚を回るときは、圧倒的に効率が良い。田んぼが近い地域では最強。

僕が使っている自転車の前輪付近

自転車のデメリット

1.悪路に弱い

  • あぜ道は砂利・泥・草・凸凹が多い
  • タイヤが細いと滑りやすく、パンクのリスクも高い
  • 雨の後は特に走行困難
    → 転倒リスクが高いのが最大の弱点

2.荷物を運びにくい(水あては意外と持ち物が多い。)

  • 長靴
  • クワ
  • 予備の土のう袋
  • ペットボトルやメモ帳

3.急なトラブルに対応しにくい

  • 水が溢れてる
  • 水が全然来てない
  • 水門が詰まってる
    こういうとき、すぐに別の田んぼへ移動したり、道具を取りに戻るのが遅れる。

4.長距離・坂道がしんどい
田んぼが点在している地域だと、

  • 坂道
  • 長距離移動
  • 何往復もする
    これが地味に体力を削る。
    特に夏場は熱中症リスクも上がる。

5.雨・風に弱い

  • 雨の日は滑りやすい
  • 強風でふらつく
  • カッパを着ると蒸れて不快
    天候の影響をモロに受ける。

6.夜間は危険が増す

  • あぜ道に街灯がない
  • 溝に落ちるリスク
  • 野生動物との遭遇
    ライトを付けても限界がある。

7.複数人での作業に向かない

自転車だと一緒に移動しづらく、
「ちょっとこっち来て!」
というときに距離があると合流が遅れる。

地下足袋を履いた僕の足

結論:自転車だけでも軽トラだけでもない。併用こそ最強

実際に田んぼ26枚を回ってみて分かったのは、「自転車は軽快で便利。でも、軽トラの安心感と積載力はやっぱり捨てがたい」
という、なんとも正直な結論だった。自転車はちょっとした水位チェックや水口の確認には最高だ。
スッと行って、サッと帰れる。燃料もいらないし、気分転換にもなる。まるで“農家のチャリパトロール隊”みたいな軽さがある。
ただし、道具が必要な作業や、畦が崩れていたり、水が溢れていたり、「うわ、これはガチのやつやん…」という場面になると、
やっぱり軽トラの出番だ。荷物は積めるし、悪路にも強いし、何より安心感が段違い。

つまり——

軽い見回りは自転車で、重い作業やトラブル対応は軽トラで。この“いいとこ取り”が、結局いちばん効率が良いと思う。
農作業って、ちょっとした工夫で負担がガラッと変わる。これからも毎日が試行錯誤の連続なんだろな~。(;^ω^)

【Amazonで見る】脚絆メッシュ フリーサイズ(マジックテープ式)

【おすすめの記事】スパイダーモアのカバー(ナイフカバー)の塗装が剝げたので自力で補修するついでに清掃もしてみた

-ガジェット, スポーツ, 農業
-,