西日本豪雨(後に気象庁にて『平成30年7月豪雨』と命名される)の雨足が少し収束し始めた7月7日の早朝、
雨合羽を着て我が家の圃場の点検に出掛けた。
西日本豪雨被害(平成30年7月豪雨被害)圃場被害の例
圃場法面の地滑り
幾枚かある我が家の圃場を順番に徒歩で見て行くと、なんと!1番心配していた畑の法面が地滑りを起こしていた。
この畑の北側の法面は急勾配になっており、草刈りも大変骨を折る難所中の難所なのだが、そこが高さ約7m×幅約10mに渡って無惨にも崩れ落ちていた。
最初に発見した折にはただただ唖然とするばかりで、その場に立ちすくみ、言葉も出ない程のショックを受けてしまった。
先代から引継いだあと、汗水を流しながらも耕作を続け、そして草刈りなどの管理も絶やさず守ってきた我が家の土地が・・
一夜にして崩落してしまうなんて信じられなかった。
今までテレビや新聞で自然災害のニュースを目にすることはあったが、まさか我が身に降り掛かるとは。
側溝が土砂で埋没
そのあと別の圃場の点検に行くと・・ありゃーこっちもか💦
圃場脇の側溝が約7mほど土砂で完全に埋もれているではありませんか!
しかも圃場にも土砂が入ってる!
うーん、ジョレンと鍬で土砂を上げれるかな?ツルハシも要るかな?自分1人で出来るかな?
上げたら上げたで其の土砂を何処に運べば良いのか?ダンプも持ってないしな~、と、災害現場を見ながら呆然としつつ、
小降りの中、暫し考え込んでしまいました。
この圃場を見たあと、他の箇所も回りましたが概ね大丈夫そうでしたので、ひとまず家に引き上げることにしました。
その後、嘆いてばかりいても仕方ないので、市役所が開く9時を待って、都市建設課に電話を入れ、我が家の豪雨による2件の被害報告を行いました。
その2日後、圃場が乾くのを待ち(完全には乾いていませんが)、地滑りを起こした圃場に畦塗りシートを施し、雨水が他所様の敷地に流入しないようにしました。
また、管理機を使って雨水が反対方向(崩れた箇所とは逆)に向うように谷上げをし、引き続き市役所からの指示を待つことにしました。
一方、側溝が埋まった場所の方はと言うと、市役所からの回答を要約すると「受益者に管理責任がある」(実はもう1つ手があるにはありますが・・・)とのことでしたので、雨が止んだ後に時間は掛かりましたが自分でジョレンなどを使って土砂を圃場の畦などの空いている場所に
上げて行きました。(この作業当日は大変暑い日でした💦)
以上が西日本豪雨(平成30年7月豪雨)による我が家の圃場被害の概要であります。
ほんの2つの例ではありますが自分自身の備忘録も兼ねて記事にしてみました。
追記:圃場の地滑りの件は、国の激甚災害に認定されたので復旧工事などの具体的な話は市役所と協議
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