こんにちは
ダルマササゲを毎年栽培している農業従事者のグリーンと申します。
文章を書くのが下手なんですが、ダルマササゲの栽培について、少しでも何かしらのお役に立てればと言う思いで筆を取ってみましたー✨
どうぞよろしくお願いします。^^
ダルマササゲとは
・マメ科の植物。別名(夏小豆)。
・小豆に似ているが小豆より一回り大きい。
・形が達磨の置物に似ていることから此の名前が付いた。
・暑さには強いが低温には弱い植物。関東地方では蒸しても形が壊れにくいことから
縁起物の赤飯に用いられている。
栽培農家の現状
近年は、国内のダルマササゲの栽培農家が段々と減ってきているようです。
その為、国内で消費されるほとんどが輸入物に頼っていると聞きます。
近隣の農家でも、このダルマササゲを出荷している人は非常に少なく、また、気概を持って出荷栽培を始めてみたものの・・・翌年か、または3年目までには去って行く・・見ているとそんな方が多いです。
それくらい手間がかかるダルマササゲなんですけれど、僕としては他に良い収入源もないし・・意地を出して頑張っているというのが本音であります。
あ!それと、出荷先のJAさんも「頑張れ!頑張れ!」と言ってくれていますので(笑)
因みに我が岡山県のダルマササゲの出荷量は国内トップでございます。
流石、晴れの国『岡山』は伊達ではありませんね。正に夏小豆(ダルマササゲ)の栽培に適した環境であるということが
出荷量からも伺えます✨(岡山住みですが改めて再認識^^)
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ダルマササゲの過酷な労働内容
その1:播種
播種の適期は5月中頃になります。(僕の住む地域では)
勿論、我が家も遅れることなく先週中に、約1反の圃場に種を蒔き終えていますよ(^^)/
そして、その圃場の傍らに補植用の種も何列か蒔きました✨
しかし!この播種が結構過酷で、しんどいんですよ💦(ホントに💦)
過酷な労働の第一弾として播種作業を挙げたいと思います。いやはやそれはそれは大変なわけでありまして、
どの部分が大変かというと、うちでは一切道具や機械を使わずに全て手で植えているんですよね(笑💦)(@_@)
これには訳があって、うちの畑は水はけが悪く、圃場をトラクターで耕起すると土が団子状になってしまい、
機械で播種しても深さや覆土が適切に行えないんですよね💦(そもそも水はけの悪い場所はダメです※最近、圃場を変更しました)
なので、せめて捕植作業だけは少しでも軽減したいので最初から手で確実に植えるようにしています^^;
その2:収穫
過酷な労働の第二弾としては、収穫期が真夏の8月に当たることが挙げられます。
僕は暑い日中は避けて早朝に収穫をするようにしていますが、うちの圃場は風が通らない場所にあるので、早朝といえども非常に蒸し暑く、ヘトヘトになってしまいますね^^;(収穫はどの家も手摘みの手作業になりますね、機械は使えませんので出荷農家の場合はこれまた根気のいる大変な作業となります)
そして収穫を終えて圃場から家に帰って来たら次の作業を行います。
直ぐに筵(ムシロ)を何枚か広げ、その上に収穫してきたダルマササゲを遷して天日で干します。
この時期は夕立も心配しなくてはならない時期なのでろくに昼寝も出来ませんね(笑💦) もちろん遠出もダメですダメです!
※収穫時の写真などは僕の書いた別の記事に載せています。↓↓↓もし良かったら見てください👍
出荷農家が語るダルマササゲ(ササゲ)の播種の手順ついて【概要】
その3:脱穀(脱粒)
あと第三弾の過酷な労働としては、脱穀作業が待ち構えています。
これもうちでは手作業でして、1つ1つの莢(さや)から丹念に脱粒をしています。
この作業時には結構な埃が舞いますので、僕はマスクをして完全防備?でやっていますよ。
毎年のことですが、必ず近所の誰かに夏風邪と間違われます^^;(笑)
ダルマササゲ記事のまとめ
この様に、過酷な労働の末に採れるダルマササゲでありますが、幸せな縁起をお届けするのが僕の使命と肝に置き、
これからも体力の続く限り栽培を続けて行ければな~と思っているところであります。
ではでは、今回はこの辺りで(^^)/
オススメ記事:栽培農家が語るダルマササゲの収穫から出荷まで【写真付き】