【神事・修祓】サカキで塩水を撒いてお祓いをする方法の名前は?必要な物とは?

記事タイトルをもう少し正確に書き直すと 、榊(サカキ)の枝葉で器の中の塩湯(えんとう)を撒き、
罪汚れを流し去る禊祓い(みそぎばらい)の方法の名称とは?という事になるでしょうか。
なかなかお探しの記事に辿り着けない方の為に、記事タイトルを少し変えてみましたよ(^_-)

実は私も、秋祭りの実行委員をやり始めてから今回ご紹介する名称を知った次第なのですが、
それまでは禊祓いについてすら良く分かっておらず、ここでは宮司の方に直接伺ったことも含め、祭典(秋祭りなど)などの前に行う
禊祓い(みそぎばらい)についても備忘録も兼ねて書き記して行きたいと思います。

榊の枝の接写画像
《採ってきたばかりの榊》

先ずは、禊祓いについて

祭事に先立って神様を御迎えする前に禊祓い(みそぎばらい)を行うことを神道に於いては修祓(しゅうばつ)とも言います。
修祓の方法にも様々な執り行い方があり、その総称が修祓ということになります。
例えば、大幣・切麻・塩湯など用いた、時と場所に合わせた色々な修祓のやり方があるみたいです。

榊で塩水を撒くお祓いの名前は?

数ある修祓の方法の中でも榊の枝葉で塩湯や塩水を撒くお祓いの事を
”塩湯祓い””(えんとうばらい)と言うらしいです。また略して”塩湯”とも言うみたいです。
(※神道に於ける塩は海水由来であり、それを用いた儀式は全国各地にあるようですよ。)

先ほども書いた通り、この塩湯祓いは祭典に先立ち、本榊を使って行なうものなのですが、
本榊が無い場合には姫榊であるシャシャキを使って行っても構わないみたいですね。

塩湯祓いに必要な物とは?

本榊または姫榊

今回の祭典では実行委員の1人である僕の不手際もあり、塩湯祓いに使う本榊を事前に準備が出来ていませんでした。
ですが、祭典直前になってそのことを宮司に相談したところ、秋祭り会場脇で姫榊を見付けて下さり、
事無く塩湯祓いを執り行って戴くことが出来きました。 良かったあ^^;

下の写真はシャシャキです。↓↓↓ 姫榊であるシャシャキの葉は本榊の葉に比べると少し小振りですね。

社務所の脇に生い茂ったシャシャキ(姫榊)

塩湯に使う塩は盛り塩にも使った粗塩を使用しました。
人工的に精製された塩化ナトリウムより極力、人の手が加えられていない自然の物が良いと
自己判断したからです。人が介在すればするほど欲にまびれた穢れが増すと思いますので。

八角形の皿の上の盛り塩

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水または白湯

白湯の写真はなしとします。

器の色は清潔感のある白が良いでしょう。素材は厳格さがある陶器製の物を私は準備しました。
準備した器を宮司に見て戴いたところ、色と素材については何も言われませんでしたが、大きさについては「大き過ぎる」と御指摘を受けてしまいました。
見て戴いたのが祭典直前でしたので今回は仕方なしに、下の写真のような大きい陶器にて執り行って戴くことにしました。
(写真では大きさが分かりにくいですが直径が20センチはあると思います^^;)

陶器製の白い器(塩湯を入れる器)

塩湯祓い記事のまとめ

今回は、修祓の1つである塩湯祓いについてちょこっと記事にしてみましたが、
もっともっと詳しい内容の記事が書ければ良かったと思っております。m(__)m

こんな記事でも御参考になる部分があるとするならば幸いです。

ではでは、この辺りで。

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