この記事では、中山間で農業を営みながら細々と暮らす僕が、電気柵について、その特徴と利便性を超簡単に書いております。(参考程度にどうぞ)
因みに僕は、電気柵と言わず「エレクトリックフェンス」と言ったりして近所のお年寄りに笑ってもらっていますが・・・・・英語の発音が悪いのか、ほとんどスベっていますけど。(笑)
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はじめに
山際に住んでいますので当然ながら家の直ぐそばに獣がウジャウジャといるわけでありまして、深夜ともなりますとゴイサギのけたたましい鳴き声や、庭先を歩くイノシシの蹄(ひずめ)の音が寝床に届くこともあったりします。ついでですからその他にどの様な獣がいるかと申しますと、タヌキ・キツネ・イノシシ・シカ・ヌートリア・ハクビシン・カラス・ヒヨドリ・ハト・マムシ・ヤマカガシなどですね^^;タヌキは毎晩のように納屋にやって来ますし、特に播種後の豆類(販売用)を食べるハトや、僕の大好物のスイカを食べ散らかすカラスやイノシシにはほとほとほんと嫌になりますね。^^;
圃場の作物を守る電気柵
中山間で農業に従事する上では、こういった田畑を荒らす獣どもと戦うことは宿命のようなものです。
もちろん素手で戦うわけには到底いきませんし夜中に起きて圃場のパトロールをするわけにもいきませんので、そこで文明の利器なる電気柵の登場と相成るわけであります✨
その電気柵の特徴を申しますと
電気柵の特徴と利便性
特徴と利便性
- 通常の柵を登れる動物も防ぐ事が出来る
- 安価で広範囲に設営する事が出来る
- 柵を壊される事が少ない
- 通常の柵と比べ敷設・撤去が容易
しかしながらいくら利便性が高いといえども、上空から飛来するハトやカラスなどの鳥対策としての防御力は皆無ですね。
地面を歩くシカやイノシシなどには100%完璧とは言い切れませんが有効な害獣対策の1つと言えます。
当然のことですが、取扱説明書(電源や柵線)の内容を遵守した上での利便性でして、例えば、草木などが柵線に触れていたりとか、アースが正しく敷設されていなかったりとか、または、個別機種ごとの取り扱いを怠ると宝の持ち腐れとなってしまうので、初めての使用の前には、
必ず隅から隅まで取扱説明書を読んで置くことをお勧めしますよ。
電源装置の様々な仕様
電源のタイプ
- バッテリー式
- 電池式
- ソーラー式
- 家庭用電源(漏電遮断器必須)
様々な仕様バリエーション
- 出力電圧
- 自動スイッチ付き(昼夜)
- レベルメーター付き
- 夜延長機能付き(センサーが夜明けを感知してから3時間出力を継続)
- 出力間隔切替機能付き
- 電池確認
- 盗難防止機能付き
- 屋外用防雨設計タイプ
圃場の大きさによって柵線(電線)の総電線長も変わってきますし個別の詳細な用途も人によって様々だと思いますが、色々なタイプの中から御自身に合った機種を選択することが可能です。
僕が使用している商品名”末松電子製作所 ゲッターエース3"は株式会社末松電子製作所のものですが、うちでは先代からずっと此のメーカーのを使っていますよ。1975年創業の電気柵分野では誰もが知る老舗中の老舗ですからね。
田んぼも畑もどっちにもゲッターを使っちゃっています!✨(^_-)
少々年季が入っていますが、田んぼに設置したのと同様の"ゲッターエース3”ですね。
これは先代の父が購入したやつでして、かれこれもう20年近く?使っているかもしれませんね^^;
電池は単1電池を8本使用する仕様になっています。
まとめ・注意喚起
電気柵を敷設したら必ず
注意喚起を促す看板は必ず立てましょう!!!
危険を知らせる表示をする事が法的に義務付けられていますから必ず立ててくださいね。
拙文ですが最後までお読み戴きありがとうございます。
皆さん、これからも安全には十二分に留意して農作業にあたってください。
ではでは今回はこの辺りで^^
オススメ記事:【正しい電気柵テスターの使い方】ショックテスターT1による検電の方法(検電方法2通り記載)
(※言わずもがな、電気柵関連機器の老舗です。)