今回は、僕の住む田舎でもあまり見掛けなくなってしまった循環式精米機について操作例も交えてお送りします。
コレですね
田舎でもあまり見掛けなくなった理由を考察
一昔前なら何処の農家にもあった循環式精米機ですが、このタイプ(写真)は最近ではホントあまり見掛けなくなりましたね^^;
その理由としては
場所を取ることや糠(ぬか)の後片付けに困るなどの他に、こんな田舎でも車で少し行けばコイン精米機が道端にあったりするんですから廃れるのも無理はないのかもしれませんね^^;
と言うかですね、稲作そのものをやめて人に田んぼを預ける農家が段々と増えて来ていますから、それにより従来は循環式精米機を置いていた納屋自体すらない家も増えているのかもしれません。
あと、昔と比べて世帯当たりの人数も減っていますから、こんな大きな精米機を使って精米をする必要がないのかも。^^;
かく言う僕も
かく言う僕も実は、田んぼの半分は人様に預けています。
残りの半分の田んぼに、転作作物として黒大豆とダルマササゲを植えながら、先々代・先代と引継いできた圃場を出荷農家として維持しようと頑張っているところなんです。^^
あ!もちろんうちの納屋には此のドデカイ循環式精米機が所狭しと鎮座しております✨
この項のまとめ
農家の納屋からトラクターや田植え機が消え去り、そして循環式精米機すら置かなくなって来たわけでありますが、道沿いのコイン精米機を見る度に、これも時代の流れなのかなと、ちょっと寂しい気持ちになっちゃったりしますね^^;
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循環式精米機の操作方法の例
先ずは保冷庫から玄米を取り出します✨
写真の保冷庫はクボタ製のもので14袋(30㎏袋×14)は入りますよ。
米は15℃以上になると虫が湧くので、いつもこの中で保管しています。(10℃に設定しています)
多少でも電気代がかさまない様にと思い、冬場だけは電源は落とすように心掛けていますが、落とすのを忘れてしまう年の方が多いかもしれません^^;
循環式精米機の操作方法
(※ここではマルマス製『しろがしろがね-SL』を例に上げて説明しています。操作方法の一例ですので参考程度にお読みください。)
step
1運転前はタンク内を拭き、米が滑り落ちやすいようにする。
step
2シャッターハンドルを「閉」にする。
step
3白米排出ツマミを押す。(閉める)
step
4抵抗レバーを「0」にする。
step
5タンク内の矢印まで鉄箕を使って玄米を入れる。(この機種は最大15Kgまでです)
step
6精米のタイマーをセットする。
step
7シャッターハンドルを米質に合わせて開く
標準米、軟質米、新米 ➡➡ 2
硬質米、もち米 ➡➡ 1
step
8抵抗レバーを調整して抵抗メーターのグリーンゾーンに合わせる(始めてから5分の頃、もう一度合わせる)写真では見えにくいですが左の方にメーターがあります。
これでOKです!あとは精米が終わるのを待つだけです。うちの場合はタイマーを40分に仕掛けています。
さあ~出来上がりましたー✨
どうでしょうか?STEP5の写真の玄米と比べだいぶ白くなっているのがお分かり戴けるかと思います。
白いですが、それでいて栄養のある胚芽までは落とさない様にシャッターハンドルや抵抗レバーを使い調整をしていますよ。
更に!!!白米に付着している糠を取り除きたい場合には”研米”を行いますが、うちでは此の工程は行わない代わりに水で適度に研いでいます。
【糠取り(研米)の操作方法】
①抵抗レバーを0にする。
②タイマーを糠取りにセットする。(5分~10分)
研米後の写真
精米後に糠箱を一旦掃除をし研米した結果、更にこれくらいの糠を取り除くことが出来ました✨
【白米排出の操作方法】
①排出口に米箱等をセットする。
②白米排出ツマミを引く。
綺麗な白米が排出口から出てきましたね。
あとはこれを台所の米びつまで運べば良いのですが・・・結構重いんですよこれが(笑)
運んでいる時は体が傾きますホント^^;、なので!足元には十分気をつけて運んでくださいよ。
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因みに、下の写真は玄米を15㎏を精米した結果、出てきた糠です。
少し見えにくいかもしれませんが結構な量になりますね。
うちでは此の糠を漬物に使ったり、肥料として田んぼや畑に撒いて無駄なく使う様にしていますよー(^_-)
※操作方法はメーカーや機種により異なりますので詳細な使用法はそれぞれの機種の取扱説明書を御参照の上で正しくお使いください。
それでは今回の記事はこの辺りで。
拙文ながら最後までお読み戴きありがとうございました。✨
ではでは、この辺りで^^
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