こんにちは。
この記事では湧き水を水源とし、ポリエチレン2層管を利用した古典的な水利システムの1例を御紹介しています。
敷設ホースはポリエチレン2層管
まずは入水口ですが、湧き水が集まって流れている川にポリエチレン2層管の先端部分を大きな石などで固定するようにして設置しています。
先端部(入水口)は、なるべくポリエチレン2層管にゴミや落ち葉や砂等が入り込まない様に工夫をしなければならないわけですが、
金網などを管の先端部を覆う様に置いたりとか、環境によって色々なやり方があるでしょう。
(但し、場合によっては反ってゴミ詰まりの原因になるので網などは臨機応変に考える必要があります。)
そして、そのポリエチレン2層管を山肌を這わせ第1槽の浄水枡(マス)まで敷設しています。(もちろんポリエチレン2層管の走っている場所は私有地であります。)
ポリエチレン2層管の特徴
- ポリエチレン2層管は塩ビ管と比べて重量が軽く、耐衝撃性も高いです。
- 地形になじませて敷設が出来ますし、管内面が滑らかで摩擦抵抗が小さいです。
- 脆化温度が‐70℃以下であり寒冷地にも適していますので、冷え込みの強い山間などには持って来いです。
ポリエチレン2層管は出来れば地面にアンカーを打ち、針金などで何か所かを固定しておくと安定して良いでしょう。
固定することにより敷設した管が波打たないようにしておけばゴミや砂などが溜まり難くなるので水の流れが滞ることがありませんし、
後のメンテナンスも容易になると思います。✨
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浄水用の槽(コンクリート枡)について
敷設したポリエチレン2層管を下の写真の第1槽に繋ぎ、1段目(1回目)の浄水をしています。
上の写真では少し見えづらいかもしれませんが、蓋の間からポリエチレン2層管の先端部分と勢い良く流れ込む水が見えるかと思います。
第1槽の右隣に少し写っているのが第2槽となります。コンクリートの蓋はコケだらけですね^^;
第1槽に流れ込む湧き水
槽の中腹辺りに沢から引き込んだポリエチレン2層管を差し込む穴が開いており、そこからポリエチレン2層管を差し込んでいます。
そして今度は、第1槽に貯まった”上水”(槽の上の方の水)を第2槽に流し込み、更に(2回目)浄水をしています。
ですから第1槽の水の出口は、綺麗な”上水”だけを第2槽に送る都合上、わりと槽の高い位置にあります。
そして、第2槽でも更に”上水”だけを抽出するという浄水システムの構造となっています。
第2槽の出口側のパイプ
上の写真ではちょっと分かりづらいので、余ったパイプの写真を貼っておきますね。
この写真ならパイプに穴が無数に空いているのが見て取れると思います。
本記事で御紹介しているのは2槽式ですが、3槽式の物もあるようですし、ひょっとしたら4槽式やそれ以上の物もあるかもしれませんね。
上水を取り、更に次の槽で上水を取る!これを繰り返し繰り返し行うほど綺麗な水が手に入るというわけであります✨
そして、第2槽から蛇口までの管を敷設すれば、全てのパイプラインは完成ということになります。
※必ず注意しなければならない点について!!
湧き水の中には雑菌や寄生虫など、体に有害な物や成分も混じっている可能性も高いので十二分に注意が必要です!
湧き水の採取場所付近に汲み取り便所や工場など人工施設がないことの確認や、また鉱物から染み出る成分とかにも留意しなければなりません!
いくら綺麗に見えても、飲用として利用するのはとても危険です!(僕は潅水や清掃用に使っています)
上記の理由からどうしても飲用利用しなければならない場合には、保健所もしくは厚生労働大臣の登録を受けた検査機関などが行っている水質検査を受ける様にしてください。
法的には湧き水は水道法適用外(2018年10月現在)となっていますが、プロの方に入念な検査をして貰った方が安心して利用できると思います。口に入れるものですからね。
この点は十二分に注意しなければなりません。
あ!言わずもがな、湧き水の採取場所が他人の所有地であったり、ポリエチレン2層管などを敷設する場所がよそ様の土地なら、許可なく勝手に使用するのは論外でありますよ^^;
記事のまとめ
それでは最後に、パイプラインの末端である蛇口をお見せ致しましょう✨
どうでしょうか?
普通の水道と見間違う程の勢いで水が出ていますね✨ 水利システムの各機能が上手くいっているようです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました✨
それではまた(^^)/
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