平成30年 夏
日照りと水分不足により、我が家で栽培する黒大豆と自家用野菜に生育不良が目に見えて顕著に現れている。
7月4日〜7月7日に西日本を襲った西日本豪雨(《平成30年7月豪雨》)を挟み、
その前後から続く異常とも言える猛暑の今夏だ。
日照りによる生育不良
下の写真は、出荷用に栽培をしている我が家の黒大豆だが、噴霧器を背負って害虫駆除をしながらふと思う・・・
「今年は昨年の同時期と比べ、黒大豆の背丈がやけに低い様に感じる! いや、明らかに低い!」
スミチオン乳剤にて害虫駆除を行った際に、圃場全体を一通り見てそう思った。
また背丈が低い為、害虫駆除作業に費やす時間も例年より短く済んだ。このことからも生育不良は歴然であった!

このまま日照りが続くようなら何か対策を講じる必要も出てくる。
というよりも既に対策が相当に遅れていると感じ始める。今からでも早急に対策に着手するべき事態だと悟った!
黒大豆とダルマササゲなどに潅水
そうだ!農業用水を直接圃場に入れよう!
この圃場は元々は水田だったものを今は転作作物として黒大豆を植えているので、
その気になれば容易に農業用水を圃場に取り入れることは可能な構造になっている。
しかし、考えることは近隣のどの農家も同じだった!
圃場脇の用水路に水が来ていないのだ!

我が家の圃場より上手(かみて)に位置する人達の圃場もみんな水不足に喘いでいるのだろう。
よって、上手(かみて)の人達が水を圃場に引き込んでいる限り、いくら水路を眺めていても、
下手(しもて)の我々には当分の間は水が回って来ないのだ。
仕方がないので逆さテルテル坊主を作ることに。
逆さに吊るして雨乞いをしつつ黒大豆の方はもう暫くの間だけ様子をみることにした。
「場合によっては井戸水を使ってバケツリレーになるかもしれないな・・・」と一抹の不安を抱えながら。

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一方、自家用野菜に於いても水分不足による生育不良が顕著に見て取れる。
【里芋】

水分不足と日照りにより、葉が焼けたり萎れている。
【茄子】

実に艶が無く、手で触るとブヨブヨしていて張りが全くない。
【ダルマササゲ】

例年の同時期と比べ生育が悪く、直前に収穫時期が迫っているが莢(サヤ)の数も幾分少ないように感じる。
ダルマササゲ(ササゲ属の1種)と言えば、別名『夏小豆』と呼ばれるほど暑さには強い植物ではあるのだが
このササゲでさえも成長が遅れている。
日照りによる生育不良記事のまとめ
それほど今夏の日照りは例年にない厳しさだったと言えるであろう。
実は冒頭でも述べた様に、今夏は農業に従事して以来、今までに経験のない豪雨にも見舞われた。
この西日本豪雨(《平成30年7月豪雨》により圃場の法面が崩壊をし、国の激甚災害の認定も受けることとなった。
この様に日照りによる農作物の生育不良も然り、今までにない出来事が今夏は重なったこともあり、
本記事にて備忘録として残して置くこととした。
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