土寄せ用の爪軸の取り付け方は左右が決まっており、正しく取付けないと圃場での土寄せ作業が上手く行えません。
この記事では、管理機のロータリー軸に、間違えやすい爪軸の左右を正しく取り付け方法について記しています。
爪軸とは?
土寄せ用の爪が取り付けられた爪軸以外にも、用途によって様々なタイプの爪軸があります。
爪軸とは、爪を1本ずつ交換しなくても良いように、あらかじめ数本の爪が取り付けられた軸のことです。
爪軸ごと丸々交換が出来るので、爪交換を1本ずつ行う煩わしさや交換の作業時間を短縮出来るのが特徴です。
下の写真は、土寄せ用の爪が取り付けられた爪軸です。2つでワンセットです。(管理機1台分)
下の写真のように、正逆転爪が取付けられた爪軸などもあります。
先にも述べた通り、この爪軸にはあらかじめ爪を何本か取付ける事が出来る様になっており、農作業の内容(用途)に合った爪を
爪軸ごと丸ごと管理機のロータリー軸に付け外しが可能です。
正しい土寄せ爪軸の取り付け方
そこでよく迷うのが、他の爪軸から土寄せ用の爪軸に取り替える際に、土寄せ爪軸の左右を
どちらをどちらのロータリーシャフト(ロータリー軸)に取り付けたら良いかで迷うのです。
もし左右を間違えて取付けてしまうと土寄せが上手く出来ませんので、ここは焦らず慎重に取付けてください。(失敗の経験者です⇒^^;)
迷ったら落ち着いて考えてみよう!
一般的に土寄せに使う爪はナタ爪と呼ばれるものを用いていますので、左右の取付け方に迷った時には
爪の向きを見れば左右のどちらに取付けるべきかが一目瞭然に分かります。
もう1度、下の写真で爪軸に取り付けられた土寄せ用のナタ爪をよく見て戴きますと、
ご覧の通り爪の形がまるで木を切るナタの様な格好をしているのがお分かり戴けるかと思います。
その前提知識として
メモ
ナタ爪はロータリーの回転時は背中(爪アーチの背中)から土に入る様に設計をされている事を
知っておく必要があります。!!
先の尖(トガ)った方から土に入ると土寄せが出来ないばかりか、最悪の場合は爪が折れてしまいます。
上の写真でいうと、写真に向かって右側がナタ爪の『尖った方』で、左側が『背中』ということになります。
正しい左右は
よって、爪の回転方向を考えれば、自ずと爪軸の正しい取付け方が分かるのです。
ただですね、注意しなければならないのは、
土寄せ作業の場合は、管理機のレバー操作でロータリーを「逆転」させますので、
ロータリーが逆転しながら管理機は前進しているところを想像しながら左右を正しく取付けるようにしてください。ナタ爪は背中から土に入る!が基本です。
どうだったでしょうか? 拙い説明ですがお分かり頂けたならば幸いです^^;
爪軸の脱着作業を行う際には、安全には十二分に注意をして行うようにしてください。
ではでは今回はこの辺りで^^
オススメ記事:【圃場での培土・畝立て】管理機に培土器を取り付ける方法