今年も、ダルマササゲを植えましたよ~。
今年は植えようか植えまいかだいぶ迷ったんですがね(^^;)
少しでも収入の足しになればと思い、やっぱり今年も植える事に決めましたー。
(来年は分からないよ(´ω`))
そう言えば今回のダルマササゲの播種は、元号が令和に変わって初めてと言う事になりますね。
そんな目出度い記念すべき令和第1回目の播種ですので、来年の話はしばし横に置いておいて、早速ですが本題の播種の手順を御紹介しましょう✨
あ!手順は我が家独自のやり方かも知れませんので、その点はどうぞ御了承くださいませ。m(__)m
我が家のダルマササゲの播種の手順
①家族会議
先ずは播種の前に栽培面積を決める家族会議を開きました。(母親と僕の2人だけの会議ですが)
母親もだいぶ歳なので、僕としてはここらでしんどいダルマササゲの栽培から手を引くことを提言。
しかし母親の主張としては、農業収入アップのために、あと1年やる!との事で、真っ向から意見が決別したのですが・・・
最終的には栽培面積を縮小し、今年は例年の半分の約1反とすることでなんとか折り合いがつきました。^^;
➁圃場の石拾い
3月に今年初の除草を兼ねた圃場の耕起を行いました。
その際に、わりと大きな石が沢山出てしまい(トラクターでの耕起深度が深すぎたのか)、これを放置したままだと
ダルマササゲの生育不良に繋がるので、2回目の耕起前に圃場全体の石拾いを行いました。
➂乾燥牛糞と化学肥料を施用
牛糞の施用時期は播種の1ヶ月前が良いとされていますので、4月中旬頃に乾燥牛糞とセルカと、ついでに大豆化成を施用しました。
その後、トラクターで土に混ぜ込み、土作りと元肥の施用を完了させました。
※一般的には10a当たり(Ⅰ反当たり)堆肥1000㎏・セルカ100kg・大豆化成40㎏とします。
※大豆化成は播種の1ヶ月前だと早過ぎるかもしれません。
➃圃場の耕起
播種の直前2日前にトラクターにて圃場の耕起(3回目)を行いました。
うちでは手植えを行っていますので、硬い土より柔らかい土の方が植えやすいと思い3回目の耕起を行いました。
⑤石灰でライン引き
以前は、田植え綱を張って石灰でライン引きを行っていましたが、今は田植え綱を張ったまま播種を行うようにしています。
うちでは、塩化ビニール製パイプ2本に目盛りを入れて、それを圃場の両端に置き、畝間が90㎝になるように田植え綱を張っています。
そして1畝を植え終える度に、綱を移動させて植えて行きます。
一般的には畝間80~90㎝とするようですが、うちでも畝間は90㎝としています。
このように畝間をキッチリと測った上で種播きをして置くと、後に管理機で行う土寄せ作業が非常に楽です。
それに、見た目にも綺麗に真っ直ぐ植えることが出来ますね。!(^^)!
⑥種子の準備
一般的に準備しなければならない種子の量は10a当たり(1反当り)1.5~2㎏です。
ここまでが、播種を行う為の準備編という事になりますね。(^_-)
⑦手植え(播種)
そして、いよいよ播種です。
播種の適期は5月中旬~下旬なので、今年は5月13日に母親と2人で手植えで播種を行いました。
ダルマササゲは播種から出荷まで大変な作業が多いのですが、特にこの手植えによる播種は肉体的にもキツイし、根気のいる作業であります。^^;
一般的な目安
- 畝間80~90㎝
- 株間20~30㎝
- 1株は2粒播種
- 覆土は2~3㎝
※早播きは蔓化、遅播きは生育量不足となるらしいです。
⑧鳩除けの折り込み広告
大変な播種作業を終えてもまだ安堵できません。そのままだと、せっかく植えた種を鳩に拾われてしまいます。
ですので、すぐさま鳩除けの対策を講じる必要があるわけですが、うちでは新聞の折り込み広告を所々に敷設し、風で広告をパタパタさせるのが慣わしになっています。(笑💦)
さて、この広告の効果はいかがなものか・・・その辺りは僕には謎なのではありますが、母親はこのやり方を強く信奉している様なので好きにやらせています。^^;
因みにこの鳩除けの作り方は、広告を適当な大きさに切り、風で飛ばされないように土を乗っけているだけですね。鳩もビックリするほど簡単です(笑💦)
これでザックリとした内容ではありますが、我が家の播種の手順を全て御紹介させて戴いたことにしたいと
思いましたが・・・この記事を書いている頃には背丈もだいぶ伸びてきてしまい、土寄せ作業についても
少し御紹介出来る運びとなりました。(記事を書くペースが少し遅かったようです^^;)
⑨土寄せ
下の写真を見て戴いても分かる通り、本葉が出ているには出ているのですが・・・撮影する数日前から日照りが
続いておりまして若干萎れちゃってますね。('Д')
でも、大丈夫でしょう!また元気を取り戻してくれると思います。
なにせ、別名が『夏小豆』ですからね、乾燥には強いです。
そして、旧式の我が家の管理機(下の写真)ではありますが、株に土寄せ爪が当たって傷めないよう全神経を集中させて走ります。
前述の通り、うちの畝間は90㎝ですので、それよりも若干狭い幅に土寄せ爪の幅を調整しています。
若干狭いだけですので絶えず畝間のど真ん中を走らせるよう集中しなければなりません。気を抜くと直ぐに株を巻き込んで傷めてしまいますから、ここは焦らず慎重に走ります。
そして圃場全体の1回目の土寄せ作業を完了させました。
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